GEMÜ マルチポートブロックバルブの 25 年

GEMÜ マルチポートブロックバルブの 25 年

GEMÜ マルチポートブロックバルブの 25 年

ドイツ・インゲルフィンゲンのバルブメーカー GEMÜ は高品質ステンレス製マルチポートブロックバルブ(M ブロック)の 25 周年を祝します。

元々配管には,シンプルな鋳造バルブまたは 2/2-way バルブがパイプ継手によって溶接されていました。この方法は今日でも使用されていますが,デッドスペースが大きいという大きな問題があります。この問題を解消するため,1993 年に初のシンプルなマルチポートバルブボディである T 型バルブが開発されました。これはセルフドレン式で,パイプ継手を一体化しているため溶接箇所が全くありません。M ブロックは今では,製薬産業やバイオテクノロジー産業,化学工業や食品工業のプラントエンジニアリングにおける高度で複雑な要件に対応するための最適で,最先端のソリューションです。

複数のバルブを溶接すると手間とコストが掛かりますが,M ブロックは丸ごとオールステンレスのブロック材から作り出されています。これによりコンパクトで多機能な設計が可能となり,デッドスペースとホールドアップ体積を大幅に削減し,プラントオペレーターのためのノウハウの保護をより適切に行うことができます。さらに,溶接箇所を完全になくすことができるので,製品の安全性が向上します。あらゆる標準的な接続規格のほかにも,Tri クランプまたはサニタリー用シールビードのような専用の接続もバルブボディに直接取り付けることができます。GEMÜ の経験豊かな開発者にとって,M ブロックのカスタマイズ設計における限界などありません。これまでに多様なステンレス合金を用いて,25,000 件を超える個々のソリューションとともに,1,200 種を超えるデザインを実現してきました。

ダイアフラムバルブによる従来の M ブロックのほかに,グローブバルブのようなシール方式,あるいはイノベーションアワードを受賞した GEMÜ PD テクノロジーと組み合わせることもできます。プラスチック製 M ブロックも標準仕様で用意されており,その材料特性により,半導体製造,水処理,排水処理あるいは化学産業での使用が可能です。バルブ専門メーカーである GEMÜ は,将来にわたりお客様にノウハウと革新力をもって貢献できるよう,すでにレーザー積層造形(3D プリント)といった革新的な製造方法にも熱心に取り組んでいます。

jp
.docx
15.05 K
idk
.png
192 K